「こういうのって、毎年あるよなー。」
と若者チームの誰が柿畑から持ってきた柿。
ヘタは一つで、四つの実に分かれています。
ピーラーとナイフで皮をむいて、干しました。種は入っているのでしょうか。
こんなに小さいのに、種が入っていたら、食べるところがあまりなさそうです。
今年は、さんさんファームの歴史上、収穫量は一番多いです。
寒くて、風が吹いて、柿の乾燥は絶好調です。
去年がうそのようです。
絶好調のこんな年は、渋い柿ができあがってしまいます。
そんな柿になってしまった場合は、「加温」します。
いろいろな方法があると思いますが、さんさんファームではのれんから下す直前に、
(天気が良い日に)ビニールハウスを閉め切ってハウス内の温度を上げます。
温度を上げることで、渋さは取れます。
もう20年以上前になりますが、渋い市田柿を作ってしまったとき、こんなふうにしたらいいよと教えてくださった方がいます。町内で大きく市田柿を栽培している方です。
コンテナに入れた柿を加温しては休ませ、何度か繰り返す方法です。
何も知らないので、どうしたら良いかわからず途方に暮れていました。
ありがたかったです。
毎年、柿のシーズンが来ると思い出します。今でも、感謝しています。